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2015.11.11

佐野ゼミの船江さんが卒業論文の研究のためバングラデシュの大学を訪問!

 佐野光彦講師のゼミ生である船江淳平さんよりバングラデシュ調査の記事が届きました!
 ご紹介します!

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 佐野ゼミ卒業論文の研究として9月12日から9月17日までバングラデシュに行ってきました。現地ではバングラデシュのNGO団体が運営するリハビリテーションセンターCRP(Centre for the Rehabilitation of the Paralyzed)、ダッカ大学、ジャハンギルノゴール大学、ナショナル大学ダッカ分校に訪問させていただきました。バングラデシュの貧困地域であるハジャリバグにもいってきました。

 ダッカ大学では、政治学科の学生たちと一緒に日本語の授業に参加し、少し日本語を教えてきました。授業後には一緒に写真撮影なども行いました。学生たちは政治学科ということもあり、国内の政治だけではなく、日本の政治にも興味がある学生もいました。自分たちの国がどのようにして発展していくことが望ましいのか、そういったことを考えている学生の姿をみて、今高い水準にあるとされている日本にいる私たちも日本がより良い国になるように一人ひとりが考えなければならないと感じました。

 ナショナル大学ダッカ分校には佐野先生のアンケート調査の手伝いとして行きました。アンケート調査は心理学のクラスと、社会福祉のクラスで行いました。アンケートに答えている時、彼らの真剣な姿勢を見て日本人との違いを感じました。

 バングラデシュのスラム街であるハジャリバグという地域にも行き、貧困はどういったものであるかということを改めて考えました。屋根もなければ、壁もないような家で生活を送る人を見ました。そこで考えた事はバングラデシュで起こっている貧困問題は日本のような先進国で起こっているものと比較すると根本的に違いがあり、発展途上国の支援を先進国と同じやり方で考えてはいけないと思いました。その国の状況が違えばその国の貧困の状態も違いその国の支援してほしいことも違いがある。そのことを理解し色々な発展途上国のニーズを満たしていくことが重要であると考えました。

 CRPでは作業療法の一環としてレクリエーション施設、自宅での生活を実際にシュミレーションできる施設などがありました。離れたところには、現地の障がい者が働く工場があり、そこでは販売も実際に行われており、NGO病院の患者や利用者からの費用だけで施設運営するだけではなく、工場で作ったものを売るシステムづくりも行われていました。またCRPの工場の近郊にあるジャハンギルノゴール大学とCRPは連携しており、CRPで作ったイスなどの木工品などの買い付けなどをしていました。CRPはNGOの施設でありながら、大学との連携、雇用創出などのビジネス展開を行っているといったシステムづくりが印象に残っています。

 バングラデシュという国を見てあの国で必死に生きようとする人、働く人、裕福な暮らしをする人、様々な人を見て、自分の今の立場がどれだけ恵まれているのかが身に染みてわかりました。この経験を一生の物とし、これからの自分の進路に向かっていきたいと思いました。日本人として日本のために何ができるか可能な範囲で日本の為、バングラデシュの為に考え、行動していきたいと思います。

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科(※神戸学院大学総合案内ページへリンクします)

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