2015年12月12日（土）、今年度のキャリアアップコースが終了しました。
　本コースは社会人向けのコースであり、今年は人に携わる仕事に就いている人を対象として、高齢者や障害者、子ども、貧困者など、困難を抱えた人々に関する幅広い分野の講義を聞き、その後、講師を交えた事例検討会、ディスカッションを重ね、職場や同じ職種メンバーに限らない関わりを得てもらうことを目的として開講しました。
　障害者施設や高齢者施設で働く人、看護師、社会福祉士、社会福祉事務所の職員など、幅広い職種の方が集まりました。

　最終日の午前中は、相澤譲治 教授によるコミュニケーションスキル研修がありました。ノンバーバル、バーバルのコミュニケーションを学び、これまで気が付かなかった利用者、患者、相談者の意図を知ることができるスキルを身に付けました。

　午後からは、福祉用具、福祉住環境を体験していただきました。糟谷佐紀 准教授から説明を受けた後、電動車椅子に試乗しました。操作は難しく、危険であることを実感されていました。また新しい福祉用具がたくさんあることに驚かれていました。

　最後に、全5回の講座を振り返って全員からコメントをいただき、終了となりました。
　「またこのような機会があったら来たい」「社会人向け講座を多くしてほしい」などのコメントをいただきました。

　来年度は対象を社会福祉士に絞った形で検討していますが、これから詳細を詰めますので、決まり次第ご案内したいと思います。
　受講者のみなさま、お疲れさまでした。