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2024年10月20日

「たまふる音楽隊」がブラスバンドの演奏会を開催しました。

秋分の日の9月22日、社会リハビリテーション学科の卒業生(1期生)の青田和哉さん(38歳 明石市社会福祉協議会勤務)が代表を務める「たまふる音楽隊」が愛媛県今治市の関前・ 岡村島という瀬戸内の小さな島で、ブラスバンドの演奏会を開催しました。「たまふる音楽隊」は、神戸学院大学吹奏楽部OBOGが中心に結成された楽団で、「魂のふるさと」から名付けられました。今回13回目の演奏会で、ポピュラー、歌謡曲、映画音楽など全8曲を披露しました。約40人の島の人たちもなじみの楽団員を温かく迎え、音楽のある優しい時間を共有しました。

「たまふる音楽隊」は、青田さんが在学中の2007年夏、社会福祉士実習で岡村島に約1カ月滞在したことがきっかけです。島の人たちは港でホルンを吹く若者に興味津々となり、交流が始まりました。青田さんは島の人たちに実習の恩返しをしようと、2009年3月卒業旅行で岡村島を再訪し、卒業後も神戸学院吹奏楽部OBOGに声をかけ、さらに関西の大学の吹奏楽部の友人も誘って15年間の長きにわたり、毎年(コロナの時期を除く)約25名の楽団仲間が集まって、岡村島で演奏会を開催してきました。島の人たちにとって「たまふる音楽隊」は恒例行事になっています。「お帰り、待ってたよ!」「楽しかった!」と島の高齢者の生きがいにつながっているようです。社会リハビリテーション学科のソーシャルワーク実習が、地域に根差した<かけがえのない宝物>となりました。これからも第二のふるさとの島の人たちに素敵な演奏を届け、息の長い交流を続けていってほしいものです。

社会リハビリテーション学科教員 奥西栄介

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