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2025年05月29日
歩行補助具を体験する演習を行いました(福祉用具論)
5/29(木)の福祉用具論では、松葉杖や歩行器などの歩行補助具の体験を行いました。
前週の講義で歩行補助具の種類や構造、調整の仕方などを学びましたが、それをより深く理解するために、実際の歩行補助具を使って体験をしました。

体験は、2人1組になって利用者役と支援者役に分かれて行いました。まず、支援者役の人が利用者役の人の身体を測り、身体に合わせて松葉杖の調整を行いました。その後、きちんと適合しているかの判定を行いました。


利用者の身体に松葉杖が合わせられたら、利用者約の学生は歩行動作や階段昇降、引き戸・開き戸のドアの開閉動作などを体験しました。多くの学生が開き戸の通行(押して入る・引いて入る)や階段昇降に苦労していました。


利用者役の学生は福祉用具を使用した際の主観的評価、支援者役は使用している様子を客観的に見て評価・分析を行い、レポートにまとめました。この体験演習は利用者役、支援者役の両方を書く学生が体験しました。



これらの体験を通じて、実際の利用者が抱えている不便さを感じられたと思いますし、生活の中でのちょっとした困り事も知ることができたと思います。これは、社会福祉に関わる者としてとても大切なことで、利用者の立場に立って考えられる学生になってくれればと願っています。
(文責:金井)