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2025年11月06日
卒業生ゲスト講演

11月5日(水)は2年生向けに本学科の卒業生として宮崎さんと吉田さんをゲストスピーカーとしてお招きし、今の仕事のこと、仕事に向き合う姿勢、学生の時のこと、これからのこと、をお話しいただきました。

宮崎さんは、大学時代と社会人とのギャップを感じたこと、その中で「誠実であること」「素直なこと」「挨拶がしっかりできること」の3つが社会人として最も大切だということを教えてくださいました。
在学時代は生活福祉デザインコースを選択し、社会福祉士の資格を取らなかったものの、特別養護老人ホームや介護老人保健施設での生活相談員として勤務する中で、専門性を高めたいと思うようになり、働きながら資格を取り、現在は管理者兼生活相談員としてのキャリアップも果たしています。
2年生から取り組めることとして、「自己分析と目標設定」「多くの業界を知ること」「課外活動への参加」とし、3年生の実習は将来の就活に必要な自己PRを考える材料にもなることをお話ししてくださいました。
就活はまだまだ先だと思いがちな学生が多い中で、2年生から取り組めることや、3年生の実習が将来に役立つこと、など少しづつ意識できるような道筋で教えてくださったのでとても分かりやすかったです。

吉田さんからは、映画のフォレスト・ガンプの名言 “Life is Like A Box of Chocolates”という言葉が送られ、「人生はチョコレートの箱のようなものだ、開けてみるまで中身はわからない」という言葉通り吉田さん自身の経験をお話しくださいました。
大学時代は勉強や実習に興味が持てなかったこと、でも糟谷先生の「営業に向いてる」という一言で、普段一緒にいる友達以外の人たち、自分が興味持ったことを積極的に聞きに行って周りにいる人を変えていって、自分も変わっていったこと。高校時代もサッカーに没頭して、ポジション替えの提案を最初はプライドが邪魔して受け入れれなかったけど、2年の後半からポジションを変えてみて全国大会にも行ったこと。社会人になっても、尊敬していた先輩が移動になって、やる気がそがれてしまいそうになっても、やりたいことを見つけていろいろな人に話を聞きに行って、自ら新天地に飛び込んでいったこと。そして今も吉田さんの挑戦は続いていることなどを話してくださいました。

学生からは、(在学時代に)社会福祉士を取らないと決めてから、それでも自分の成長するための道を見つけて進んでいてすごいと思ったこと、生活福祉デザインコースを選択していても福祉の職に就けることができるんだと思った、など選択肢が広がったと感じた意見が多く上がっていました。
また、「誠実であること」「素直なこと」「挨拶がしっかりできること」は当たり前のことのように感じていても、社会人として大切だよと言われたことで改めて普段からできるように心がけたいと思ったとのコメントも多く見られました。
新しいことを始めるきっかけになれば、との言葉にも勇気が出たことや、将来のために今できることをやっていこうと思った、と自分も今からできることを考えたい・やってみたいという気持ちをコメントする学生もいました。
「周りの5人の平均が自分だ」という言葉も多くの学生の心に響いたようで、より理想につながるように行動していきたいというコメントもありました。
2年生にとって「これからのこと考えなきゃ」と漠然と思っているけど「なにから考えたらいいのかわからない」といった不安に勇気をくれたお二人のお話しだったのだと思います。
宮崎さん、吉田さん、お忙しい中、学生のためにお話ししてくださりありがとうございました!