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2025年12月02日
白杖歩行や視覚障害体験をしました!(福祉用具論演習)

11/27(木)の3限・4限の福祉用具論演習では、本学心理学部の卒業生で歩行訓練士・公認心理師の藤本夏菜子さんをゲスト講師にお招きし、白杖歩行や様々な体験を通じて視覚障害と福祉用具について学びました。



まず3限は座学で視覚障害や白杖についてのレクチャーを受け、その後2人1組で手引きによる白杖歩行体験を行いました。白杖歩行では、校舎内だけでなく敷地内の様々な路面での歩行体験や、階段、エスカレーターの利用、手すりを使った歩行の仕方などについて体験しました。学生は視覚を使わないことで、普段よく利用している環境でも感じ方が全く異なることを実感したようです。



次に、教室で色覚障害体験眼鏡を使って、さまざまな印刷物などがどのように見えるのを体験しました。その後教室を出て、信号機の見え方や自販機、案内サインの見え方などを体験しました。最新の信号機によく使われているLEDは、色覚障害があっても見やすく配慮されていることに驚いていました。比較として従来の電球型の信号機もあれば、さらに違いが分かっただろうと思いました。





4限目は屋内住環境実習室に場所を移し、まず目をつぶってジャンケンする方法について考えてみました。その後、電気ケトルを使ってコーヒーを淹れる体験を各自が行い、コーヒーを飲みながら今日の授業の振り返りや感想を述べたりしました。藤本先生もみんな積極的に体験をしてくれて、とてもやりやすかったと仰ってくださいました。



このようにこの授業では、講義で学んだ知識を体験を通じてより理解することを目的に、さまざな演習に取り組んでいます。(文責:金井)