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2016.9.17

教員イチ押しの本を読んでみよう!―高間教授おススメ:「資本主義の終焉、その先の世界」

高間教授おススメの本をご紹介します!
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「資本主義の終焉、その先の世界」詩想社新書
 著 者:榊原英資・水野和夫
 発 行:星雲社
 発行年:2015

 資本主義はグローバル化の下、「より遠くへ、より速く」進展することで展開してきた。しかしアジアもアフリカも世界経済の重要な一部となり、もはや新たなフロンティアは消滅してしまった。もはや資本主義は終焉を迎えつつあり、今や「より近く、よりゆっくり」歩むポストモダンの時期に入ってきている。このような基本認識の下、希代の2人の経済学者が論じ、語り合う含蓄深い書物である。多くの図表を挿入し、理解を深めやすくしている。
 なお本書と合わせて、いわゆる3部作として、水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』集英社新書2014、榊原英資『中流崩壊 日本のサラリーマンが下層化していく』詩想社新書2015を読むと、現代資本主義の危機とそれがもたらす日本及び世界の近未来図がよりよく理解することができる。とくに就職を控えた3年、4年の学生諸君に薦めたい。

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科(※神戸学院大学総合案内ページへリンクします)

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