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2021.6.21

社会リハビリテーション論⑨

第9回社会リハビリテーション論の講義は、「地域福祉と社会リハビリテーション」というテーマで行いました。担当は、橋本力です。

今回の講義では、以下の内容を取り上げました。

①地域福祉とは?
②地域福祉と社会リハビリテーションの関係とは?
③わが国における地域福祉の位置づけとは?
④誰が地域福祉の推進に努めるのか?

地域福祉の定義を検討した際、その内容は多様に考えることができます。講義では、まず、自分自身が暮らす地域について考えてもらいました。そのうえで、地域には、それぞれの町によって様々な特徴があることを意識してもらいました。また、地域で暮らす人々を支え、地域全体の福祉を推進していくには、地域の多様な社会資源が重要となることを説明しました。
 行政や社会福祉に関する専門職等によるフォーマル・サービス、および家族、近隣、友人、ボランティアなどの専門職でない人々によるインフォーマル・サポート、そのどれもが地域福祉においては大切な社会資源です。これらの社会資源が充実し、また、相互に協力することで、地域で暮らす人々の生活を支え合っていくことの重要性を説明しました。
このような支え合いが地域で充実し、機能していくことは、自らが望む暮らしの実現や社会参加の実現を支援していく社会リハビリテーションの視点ともつながると考えます。
 授業の後半では、地域福祉の推進が社会福祉法において目指されていること、また、地域福祉の推進主体のひとりとして地域住民が位置づいていることを説明しました。このことから、地域住民のひとりとして、学生の皆さんも地域福祉を推進していく主人公のひとりであることを知ってもらいました。
                               (文責:橋本 力)                                                                                                                                                                             

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科(※神戸学院大学総合案内ページへリンクします)

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