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2016.4.21

教員イチ押しの本を読んでみよう!―糟谷准教授おススメ:ハンナ・アーレント(中公新書)

糟谷佐紀 准教授おススメの本をご紹介します!
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「ハンナ・アーレント「戦争の世紀」を生きた政治哲学者」(中公新書)
 著 者:矢野久美子
 出版社:中央公論新社
 発 刊:2014年

 政治哲学者であるハンナ・アーレントは、ユダヤ人であることでナチスに拘束され、その後亡命するという運命をたどります。子どものころから「私は理解しなければならない」と理解することに対する強い欲求を持っていたようです。
 世間からの批判、友人からの絶縁などに屈せず、自分自身が持つ疑問を解明しようとするアーレントの姿勢に背筋が伸びます。
 アイヒマン裁判において「悪の陳腐さ」と書いたアーレントの苦悩、姿勢は、この本だけでなく、映画(「ハンナ・アーレント」マルガレーテ・フォン・トロッタ監督、2012年)もあわせて観てもらうと、より理解が深まると思います。

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科(※神戸学院大学総合案内ページへリンクします)

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